世の中には3種類のお金の使い方がある

2024年11月1日

社会人になったばかりの4月25日。
ゴールデンウィークも近いこの日は、記念すべき初の給与支給日。
いままで育ててくれた母親に対して「最初の給料でネックレスを買ってあげたい」という親孝行な人もいるでしょう。もしくは、「自分で稼いだお金を思う存分使って楽しみたい!」という人もいるでしょう。

お金の使い方……それは社会に出てからは、すべて自由です!
学生だった頃は、親にお金の使い方をグチグチ言われ「面倒くさいなぁ」と思った人も多いハズ。
お金というのは、そこにあるだけで安心材料となりますし、お金を使うことで夢や希望が叶うことも多々あります。

一方で、お金の使い方を間違ってしまったら、どうなるのか聞いたことがある人も多いでしょう。

お金を使いすぎて、コントロールできなくなり、たった一度の借金がキッカケとなって多重債務者となり、人生を棒に振ってしまった人。
親友にお金を貸したことで、金銭トラブルとなり、縁が切れてしまった人。
さらには、友人とのお金の問題で殺人事件にまで発展したという話は、ワイドショーやニュースを通じて、毎日のように私たちの耳に入ってきます。

買い物をするとき、「消費」「投資」「浪費」のどれにあたるか考える

自分が稼いだお金だけで生活をする社会人は、お金をコントロールして使わなければなりません。なにを買うべきなのか、なにを買ってもいいのか、そしてなにを買ってはいけないのか……。
それを判断するには、まず、お金の使い方は「消費」「投資」「浪費」の3つに分けられることから知る必要があります。
消費とは、毎日を生きていくうえで欠かすことのできないものです。
投資は、将来の資産形成につながるものです。自己投資による能力アップなど、その成果が数字では見えないこともあります。
浪費とは、生活に不要なものです。言い方を換えれば、「消費=買ったものが払ったお金と同等の価値を持っているもの」「投資=買ったものが払ったお金以上の価値のあるもの」「浪費=買ったものが払ったお金より価値がないもの」といえます。
社会に出たばかりの人が「買うべきもの」は、投資であり、「買ってもいいもの」は、消費にあたるものです。「買ってはいけないもの」が、浪費にあたるものと大別することができます。

3つのお金の使い方

  • 消費

    消費は、日々の生活をするために必要なもの。電気・水道・ガスといった光熱費や家賃、通信費、毎日の食費、そのほか日用品などが含まれる

  • 投資

    株や不動産など将来の資産形成につながるもの。キャリアアップのための資格取得や健康維持のための食費などの自己投資も含まれる

  • 浪費

    必要以上に飲み食いしたお金や、欲にまかせて買う高級品や嗜好品も含まれる

それぞれ具体的にみていきましょう。
毎月決まって、ポンと十数万円以上のお金が振り込まれる──ほとんどの社会人1年目のみなさんは、そんな経験は初めてでしょう。この段階では、なにはなくとも浪費を控えるよう心がけ、まずは「消費」に慣れることです。
どのような生活をすれば、毎月の消費が使っていい金額におさまるのか。その感覚をつかんでください。

次に投資へと目を向けます。
社会に出たばかりのときは日常業務に追われて、3〜5年後を見据えて行動することができないのが普通です。
でも、そんな時期だからこそ、自らの成長に投資をする「自己投資」を意識することで、社会人として一気にライバルを引き離すことができます。
自分で稼いだお金なのだから、自由に使おうと思えば使えます。しかしそれではお金の教養は身につかず、いつまでもお金に縛られたままでしょう。
お金から自由になるためにも、社会人1年目の早い段階で、なにを買うべきで、なにを買ってはいけないのかを身につけるようにしましょう。

仕事に活かす

成長したければ常に自己投資を意識しよう

ただ楽しいだけの飲み会や宴会はなるべく控えましょう。その分、空いた時間や浮いたお金を自己投資にあててください。

▶︎【CHAPTER2-②】ひとり暮らしの生活費を把握しよう

About the author

「お金の勉強」をはじめたい!

まずは、無料で学べるマネーセミナー

自宅で気軽にお金・投資を学べる!
興味のあるセミナーを受講して、自分に合った資産運用を見つけましょう。

マネーセミナーの一覧を見る(無料)